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2011年6月 |
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「あっ、ほら!」
誰かが指さし、その場の視線が一斉に集中する。
まるで呼吸をするように黄緑色の光がか細く明滅し、ふわりと浮かびあがった。
思わず感嘆の声がそこかしこから聞こえる。
清流のせせらぎが微かに聞こえるなか、一匹、また一匹と闇夜に光跡を残しながら泳いで行く。 |
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「綺麗……」
小さな声がした。
昨日までの暑さが嘘のような肌寒さを感じる中、何匹もの蛍が観衆の心を癒していた。 |
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去る6月25日(土)、青梅市の成木川で
毎年恒例の『蛍を見る夕べ』が開催されました。
準備中の午後3時頃、突然の豪雨に中止の2文字が頭を過りましたが、
すぐに雨も止み、
また思ったよりも気温が低いため、蛍が飛んでくれるかどうかも心配でしたが、 ふたを開けてみればどちらも杞憂に終わりました。
当日は1,300人以上の方が見に来てくれました。 |
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蛍は闇夜の中を悠々と飛び回り、
来てくれた方達の心を幸せにしていました。
地元で採れたじゃがいもの即売会も大人気。 |
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大成功のうちに今年の観賞会は終了しました。
ただ……
子どもの頃に比べて、蛍の数が少なくなってきたかな、
という気はします。
どうでしょうか、皆さんの家の近くに蛍はいますか?
蛍は山の渓流よりも人家周辺に生息し、人々と共存してきました。
清流を利用して野菜などを洗い、その野菜くずや落ち葉、珪藻などを、
そこに住む巻貝の一種、カワニナが食べ、
蛍の幼虫はそのカワニナを食べて大きくなり、
成虫となって夏の夜を飛びまわります。
蛍が水の綺麗な所にしか生息しない、というのはこういう理由だったんですね。
これからも毎年、素敵な蛍の光を見られるよう、
みなさん、自然を大切にしていきましょう。
ここで、蛍を見る時にとっても大切なことをお知らせしておきます。
まず、綺麗な姿を写真に撮りたいと思うでしょうが、
フラッシュは絶対に焚いてはいけません!!
蛍は強い光が苦手なので、フラッシュをOFFにして、
高感度モードで撮影しましょう。
それともう一つ、絶対に騒がない!
蛍の生息地には、近くに民家などがあることも多いので、
大声を上げての観賞はやめてください。
清流のせせらぎを聞きながら、じっくりと蛍を観賞してください。
さて、蛍はまだまだ見られそうですよ。
岩蔵温泉郷の旅館や、御岳渓谷周辺の旅館では、蛍を観賞する宿泊プランを提供しています。
夏の夜の風物詩を楽しみたいという方は、
ご連絡してみてはいかがでしょうか。
きっと穴場の観賞スポットに案内してもらえますよ。
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